昨年は水田種苗園をご利用、ご愛顧いただきありがとうございます。
従業員一同、2023年もお客様のお役にたてるよう鋭意努力していきます。おひきたてのほどよろしくお願いします。
さて、年も明けてじゃがいもの種芋の販売シーズンに突入し、連日お問い合わせのお電話やご来店のお客様で店内も盛り上がっております。
今年は20種類以上の品種が店内に並んでおります。毎年初めていらっしゃるお客様には「こんなにたくさんの種類があるなんて」と驚かれますが、40年前はメークインと男爵のみだったと思います。
ジャガイモの種類自身は昔から沢山あったのですが、一般のお客様も青果店などでご覧になるのは殆どその種類だけだったと思います。
それが変わってきたのが北海道のキタアカリのブームが大きかったと思います。ほくほくしたほの甘い香りの丸いジャガイモを旅行などで食べた人たちの口コミやお土産で評判が広がりました。けれど芽が赤いということで病気と勘違いされて敬遠されるという嘘のような話も多く聞かれました。
さらに今では定番品種の「とうや」や、もう今はない「花標津」などの新品種や加工に使われていた従来からの品種ホッカイコガネ、紫色の「シャドークイーン」、さらには当時国民的アイドルだったSMAPの料理番組でもとりあげられた高級品種「インカシリーズ」とどんどん並べるようになってきて今では商談にお見えになったメーカーさんにすら驚かれる規模になっています。
ジャガイモはコロンブスが新大陸から持ち帰ったもののひとつであり、フランス革命の主人公の一人ルイ16世が広めた救荒作物、さらにはアイルランドの飢餓と新大陸への移民増加の要因のひとつなど歴史の大きな出来事にさりげなくかかわっています。
弊社におきましてもじゃがいものラインナップや展示(昔は黄色いコンテナ二つが並んでいるだけでした)の変化に会社の歴史を感じ感慨深い思いで箱を積んでいます。
春の園芸シーズン始まりました
2024年、久しぶりの更新です。
今年も数百種類の夏野苗が毎日毎日日本全国からやってきます。おなじみの品種からはじめましての野菜まで。
野菜の好みも多様化し、トマトひとつとっても糖度の高さだけではなく他の味わいを求めたり、栄養価や食べやすさも選択の理由になります。
また温暖化による異常気象が常態化し、今までより病気や生理障害が頻発したり収量が少なくなったりということもあり、その対策がされた品種が毎年のように更新されます。今もやっかいな病害ではありますが黄化葉巻病も耐病性の品種がいくつもありますし、暑さで虫が飛ばなく受粉が少ない今、受精しなくても実がなる単為結果性の野菜など現代の農業や菜園にあわせた育成が盛んです。
暑さ対策や病害対策についてご相談があればお気軽にお声かけください
ミニスペースで家庭菜園を楽しもう
GW、帰省や旅行などの予定を済ませ一息ついている方も多いこの時期。初めて家庭菜園を始めるのにもちょうどいい頃です。
・気温が高くなり、キャップなど保温の手間がない。
・各園芸店の込み具合も少し落ち着いているので選びやすい。
・イベントごとがひと段落終わり、日々の生活に戻るにあたり植物の成長で毎日小さな楽しい予定ができる。
始めてみたいけれど畑のスペースが無い、ベランダしか開いていないという方もきっと多いと思いますが、そんな方たちにおすすめなのが省スペース用品種。
『矮性トマト』『親づる節成きゅうり』
です。
トマトは夏の間、その色で目を楽しませてくれ何かと料理に使えるマルチ野菜です。しかし、かなり大きくなるので圧迫感を感じる方もいるでしょう。このミニトマトは節間が短くこんもりとした草姿にしあがり、庭やベランダのアクセントにもなり写真映えします。
トマトらしい酸味のきいた赤ミニトマトとフルーツのような甘さの黄色、オレンジなど充実しています。
もうひとつのおすすめは『スマート節成』
きゅうりは今では夏すずみなどでおなじみの小づる、孫づるの節成が主流です。ネットを張れば丈夫な接木きゅうりならば100本近く収穫する方もかなりいらっしゃいます。けれど、ネットを張るほどのスペースが確保できない場合、親づるに生らすという選択肢もあります。
この写真のきゅうりはそれに適した作り方で親づるの節々でキュウリを収穫し、支柱のてっぺんまでいったらツルの止め位置を上にずらしツルを下におろします。初めてきゅうりを育てる方でも支柱一本で長く楽しめるのが特長です。
いかがでしょう。菜園を別場所に持っていらっしゃる方も日々の彩野菜を手軽に収穫するベランダ菜園を追加するにあたってもおすすめ品種です。
トマトトマトトマトトマト
苗の販売時期、棚いっぱいに並んだトマトは圧巻です。
昔は大玉は5,6種類くらいだったのですが耐病性に優れたもの割れにくいもの、単位結果性のものなどなどざっとその倍はあります。
ミニトマトに至っては糖度が高いもの、形が特殊なもの皮が薄いもの放任植えが可能なもの、逆に小さな鉢で楽しめる矮化性のものなど色も黄色からワインレッドまで様々で50種類近く。
ありがたいことにそれぞれにファンも多くなかなか品目を絞ることができません。また比較的新顔である中玉トマトもじわじわと種類が増えてきています。ぜひご来店のおりはチェックしてみてください。
トマトは人気の高い栽培作物ですがそのため色々とご相談を受けることもあります。
・ジャングルになってしまって実がつかない
・せっかく熟しても黒くなって気持ち悪くて食べられない
・どうしても実が割れてしまう
などなどよく聞く質問です。
一番の原因は土づくりや肥料のやりかたなので気になる方はぜひ店員にお聞きください。
世界のとうがらし
塩分を控えるために唐辛子を使うという方法がテレビで紹介されていたそうですが、とうがらしは辛味だけではなく独特のうまみがあります。ゆずの皮と塩を使って柚子胡椒を作るのですが、最初柚子の匂いのする塩とうがらしが、醗酵してくるとまったくの別物になり奥深い味わいになります。
種類も多様でタカノツメのような辛い唐辛子もあれば、ししとうのようにふわっと香りはするものの殆ど辛みのないものも。
近年とうがらしをお求めになるお客様が多く当店でも唐辛子類は甘唐辛子含め20種類近くあります。特に人気のあるのは辛くない万願寺タイプの大きなししとうがらしと、うまみの強い辛さの福耳ジローです。
写真は去年も好評だった世界の珍しい唐辛子をあつめたアソートです。
春シーズン始まりました
現在、夏野菜入荷しております。
・桃太郎(ゴールド含む)各種 接木/自根
・ミニトマト、中玉トマト 接木/自根
・きゅうり(けま含む)接木/自根
ハウスやトンネル(夜はもう一重かける)の方向けですが、一足早い収穫を目指してみませんか。
・しょうが
・さといも(赤芽大吉/石川早生/やつこ等)
さといもはもともと原産は熱帯です。春夏の光をたくさん利用することでより多収を目指しましょう。
早めに植えて芽出しをする場合はトンネルで保温をしましょう。
今年も多くの新作苗を用意していますのでぜひお立ち寄りください。定番の種類もよいですがスーパーの店頭にはなかなか出ない品種も自分で栽培すると食べることができます。
最期の写真は商品ではなくプロのいちごの農家さんからいただいた白い苺です。苗は毎年並べていましたが食べるのは店員も初めてです。たしかに勉強した通り独特の甘い香りと柔らかい上品な味わいでした。※現在、いちご苗の店頭販売は秋までありません。
じゃがいも品種『こがねまる』
フライドポテトお好きですか?
ファーストフードの細いくたっとしたものもおいしいですが、自分の家で揚げた芋はおいしいですよね。
あまりにほろほろすぎると油の中で崩れてしまうかもしれないので中程度のじゃがいもが向いています。
そのなかで特におすすめが『こがねまる』。農研機構でもフライに適性があるということです。
こまりもののえぐみの元のグリコアルカロイドがあまり増えず、家庭菜園でもおすすめの品種ですがどれくらい違うのか試してみました。
IHの低温(130度)で4分揚げた後、高温(170度)にセットして2分ほどで外側をからっとさせます。仕上げは岩塩とローズマリーパウダー。
※農水省のホームページを参考にしました。
比較参照のためにメークインも料理しましたが一目瞭然ですね。金色の方がこがねまるです。味もほくほくで美味。
学校帰りのフライドポテトもいいですが、自分で収穫したじゃがいものポテトもいい思い出になりますよ。
ちなみに、普段はヘ〇〇オのフライドポテト機能を使っていますが油であげた芋はやはり格別です。
ジャガイモ品種シンシア
じゃがいもは弊社でも人気商品で毎年秋位から予約が入ります。特にここ10年くらい人気があるのが『シンシア』という品種です。初めて見たときは大きな芋だなぁというものでしたが、試食で関東炊き(おでん)にいれたところ、ぼろぼろと崩れることはなく煮汁も澄み切ったままでした。
メークインも煮崩れはおきませんがシンシアはそれだけではなく舌ざわりがとにかくなめらかで御出汁がよくしみこんで美味しい。カレーにいれてもスパイスに負けない甘み。
また販売時は植えにくいと言われるその大きさですが、掘るときは大きな芋がとれるので作業性に優れています。さらに芽があさいので調理もしやすく、最初は敬遠されていたお客様も一度植えると次の年は11月くらいから取り置き予約のお問い合わせをいただくようになりました。
全国的にシンシア人気は高く多めに発注するのですが思うように入荷できない年もあってお断りすることもありました。
しかし、今年は豊作なのか店頭で初めてのお客様にも見ていただけるようになりました。
ぜひ一度その大きさやなめらかな形を直接ご覧ください。
あけましておめでとうございます
昨年は水田種苗園をご利用、ご愛顧いただきありがとうございます。
従業員一同、2023年もお客様のお役にたてるよう鋭意努力していきます。おひきたてのほどよろしくお願いします。
さて、年も明けてじゃがいもの種芋の販売シーズンに突入し、連日お問い合わせのお電話やご来店のお客様で店内も盛り上がっております。
今年は20種類以上の品種が店内に並んでおります。毎年初めていらっしゃるお客様には「こんなにたくさんの種類があるなんて」と驚かれますが、40年前はメークインと男爵のみだったと思います。
ジャガイモの種類自身は昔から沢山あったのですが、一般のお客様も青果店などでご覧になるのは殆どその種類だけだったと思います。
それが変わってきたのが北海道のキタアカリのブームが大きかったと思います。ほくほくしたほの甘い香りの丸いジャガイモを旅行などで食べた人たちの口コミやお土産で評判が広がりました。けれど芽が赤いということで病気と勘違いされて敬遠されるという嘘のような話も多く聞かれました。
さらに今では定番品種の「とうや」や、もう今はない「花標津」などの新品種や加工に使われていた従来からの品種ホッカイコガネ、紫色の「シャドークイーン」、さらには当時国民的アイドルだったSMAPの料理番組でもとりあげられた高級品種「インカシリーズ」とどんどん並べるようになってきて今では商談にお見えになったメーカーさんにすら驚かれる規模になっています。
ジャガイモはコロンブスが新大陸から持ち帰ったもののひとつであり、フランス革命の主人公の一人ルイ16世が広めた救荒作物、さらにはアイルランドの飢餓と新大陸への移民増加の要因のひとつなど歴史の大きな出来事にさりげなくかかわっています。
弊社におきましてもじゃがいものラインナップや展示(昔は黄色いコンテナ二つが並んでいるだけでした)の変化に会社の歴史を感じ感慨深い思いで箱を積んでいます。
にんにく販売中
寒地系と暖地系にんにくどちらも今なら在庫があります。
嘉定ニンニク、六片種(福地ホワイト)など国産の代表ニンニクがそろっています。
BBQで大人気のジャンボニンニクも!
※暖地系はお手頃価格の輸入もあります。
玉葱栽培予定の方はその続きに一緒に植えてください。
じゃがいも入荷
秋ジャガイモ入荷しました。
ニシユタカ・デジマ・アンデスなどのお馴染みの品種以外も入荷しています。
ジャガイモは比較的チャレンジしやすい作物ですが、植えるときのポイントは
・まるごと植えること
・暑さでタネイモが畑で腐らないうちに発芽させること
が重要になります。
今年も流通量は減少していますが、昨年とほぼ同じ数量は確保しました。
お客様のお越しをお待ちしております。